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日本は世界で戦える

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自分の個性は何か、自分をしっかり持つ!

こんにちは、雑草外科医です!

さあ、久々の更新のテーマは『自分の個性』です!

これは就活のみならず、海外勤務でも重要なアピールポイントの一つですが、日本人が特に弱い部分でもあります。なぜ日本人の個性が弱いのか、本当に個性がない風土なのか、個性の見つけ方、外国で個性を発揮するにはどうすればよいのか考察します。

 

1.個性ってなに?

個性(Talent)は、簡単に言えば『あなたは何者なのですか?』という問いに対する答えです。

これに明快に即答できる人はかなり少ないと思います。それほどに普段から意識していない。

具体的には、自分の仕事スキル、趣味、家庭環境など、あなたを構成するすべての情報を含みますが、今回は自分で『開発』できる部分に注目します。

開発って何ですか?

それはあなたの努力次第で変えることができる部分です。

自分が最終的に頼る武器は、自分が磨いてきた実力以外にありません。

そしてそれは自分を対外的に売り込む際にも頼る武器になります。

 

2.日本人には個性がない?

この個性のアピールにおいて、日本は絶望的に弱いです。

なぜでしょうか。

その理由の一つとして、日本人の『和の文化』があります。

日本人は幼少期の教育から全体としての統率を強要されています。

全校集会、団体行動訓練、クラスでの発表会などなど

集団行動とは聞こえがいいですが、逆に言えば出る杭は打たれる環境です。

たとえば道徳の授業がその最たるものです。

みんなの前で、読んだ物語についてどう思ったか発表させられる、作文として書かされる。そして担任教師という“全体の模範の基準者”に採点されるという教育。

これは独特の風習で、海外での講義ではDiscussionの意見は箇条書きにされ、全体のコーディネータは意見をすべての意見を踏まえた上で全体の方針をまとめていきます。

つまり、絶対的正解を与えられる教育と、多様性を許容して全体の折り合いを見つける教育。これが決定的差を生み出します。

日本が優先する『全体としての調和』には個性は不要です。むしろ邪魔です。

 

そんなことない!私は私だって?

では、今から1000人の前で自分を10分間語れますか?

それには、あなたがその1000人と自分を比較して、どこが強いが分析し、それを客観的に述べる必要があります。プレゼン慣れしているかどうかも含めてなかなかの難題なはずです。

 

3.個性だらけの主人公

海外の子供のアニメを見ていて感じることはTalentに対する意識の強さです。

例えばPAW patrol (www.pawpatrol.com/)。 

4月から日本でも放送になったカナダの人気アニメで現在世界中で放送されています。

内容は特別な能力と特殊な機器、特殊な車を個別に持っている犬たちが事件を解決していくもので、常にリーダーの少年が事件の内容に合わせて各犬の個性を鑑みて出動メンバーを決めます。犬は自分の能力をうまく活かしつつ事件を解決します。

これは現代の会社などグループワーク上、重要な概念で、日本の言葉を使うなら適材適所と言えるでしょう。非常によくできたアニメと思います。

 

では日本には個性がないのでしょうか?

私はそんなことはないと思います。例えば国民的漫画となったONE PIECE。

出てくるキャラクターは悪魔の実と呼ばれる特殊能力を持っていますし、例え持っていなくてもそれぞれのエピソードを持っていてキャラクターが非常に際立っている漫画です。これを読んでかっこいいとか面白いと思う人は決して個性を持とうとしていないわけではないと思います。

 

4.個性の見つけ方

今回は自分で鍛えられる個性に注目しています。

つまり、いわゆるセンスとか才能と言われる初期レベルにはまるで興味がありません。

『自分の個性は自分で成長させる』というのが私の理論です。

これはガラクタだらけで使われていない倉庫から自分の頼れる武器を探すイメージです。

 

個性の探し方は2つあると思います。

 

一つは自分に合った個性

つまり好きこそものの上手なれです。自分がもともと好感触と思っている能力をもっと突き詰めていく工程。これは大して苦ではないはず。

 

もう一つは将来像から逆算した必要と考えられる個性

これは自分が全く手つかずであった分野に手を出す必要があり、最も大変です。

今まで使われていなかったさび付いたナマクラ刀を振り回す必要があります。

当然、最初は結果が出ません。

諦めずに適切に自分に短期/中期目標を課して努力を継続する必要があります。

 

5.海外人と戦り合うには?

これはいま現在私もStruggleしている内容ですので、これまでの私の考察をお示しします。まず個性のアピールには二つの種類があります。見えないものと見えるもの。

 

見えないアピールとは簡単に言えば、書類で提出できるものです。

今までの学歴、職歴、書いた論文、学会発表歴などなど。推薦状もこれに含まれると思います。前回私の海外面接についての項で述べましたが、これはしっかりと自分の武器を絞って書くことができれば日本人が特別弱いということはないと思います。むしろまじめで優秀なはず。

 

問題は見えるアピールです。これは第2paragraphで述べた、人前で自分の特徴をしっかり述べることができるかということです。たぶんこれが日本人には最も不慣れ。今までやってきたこととその結果を他人に言葉で説明する必要があります。

私もClinical fellowの最終面接で負けましたが、この見えるアピールが足りなかったのではと考えています。よく外人は『できないものもできると言うし、出来るものはまるで自分が神のように言う』と言われます。嘘を言うことを我々日本人がする必要はありませんが、戦うと決めた以上、全闘志を込めて必ず勝つと前面に押し出して、言葉、表情、ジェスチャーすべてに込める必要があります。これには実績に裏打ちされたSelf-confidenceが必要であり、現在、鋭意修業中です。

 

最後に、今回はあえて個性の具体例を省きました。

私が重点を置いているいくつかのTalentを紹介してもよいと思っていましたが、それではそれを真似して雑草まがいの個性が増えるだけと気づきました。

あなた一人しか持ちえない個性で、一緒に現場で戦える日を楽しみにしています。